岩手県盛岡市にある耳鼻科、橋本耳鼻咽喉科医院は日曜日も診察しております。

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注意と予防(お子さま)

滲出中耳炎のおはなし

◆お耳が痛くない!…から要注意◆
一般に知られている中耳炎は、急性中耳炎といわれている病気です。 細菌による化膿性の炎症で、耳が痛いので比較的発見しやすい病気です。 しかし、滲出性中耳炎は、耳の中に水がたまり、耳の聞こえが悪くなる病気です。 耳が痛くないので気づきにくく、発見が遅くなります。

◆お子さんに多い滲出性中耳炎◆
3〜6歳ぐらいまでのお子さんをおもちのお母さんは特にご注意下さい。 滲出性中耳炎は、この年齢層がピークで、気づいてあげられるのはお母さんだけです。

◆ほっておくと、どうなるの?◆
滲出性中耳炎の聞こえにくさの程度は軽いのですが、 ほっておくと 治りにくくなります。さらにこの状態が続くと、日常生活の中で音を通じた学習が少なくなるため、 伸び盛りのお子さんの知的な成長が遅れてしまう恐れもあります。

◆次のような症状に注意してください。◆
○2〜3才……言葉の発育が遅い・怒りっぽく、よく泣く
○3〜6才……後ろから呼んでも返事をしない・大きな声でしゃべる・テレビの音を大きくする・言ったことを聞き返す
○6才以上 …落ち着きがない・協調性がない・積極性がない・内向的である

■ 正常な耳 ■
正常な耳
※参考:文献資料/あすか製薬

 

■ 急性中耳炎 ■
幼少児が耳を痛がるときの最も多い原因で、とくにカゼの後半で起こることが多い。 好発年齢は乳幼児。機嫌が悪くても気づかれずにいて、原因不明の発熱や耳漏で見つかることもある。 5〜6才位になれば治りやすいが、2才以下の場合、安易に放置することは避けること。
急性中耳炎
鼓膜の向こう側に僅かに薄茶色の液が貯留している。 鼓膜の向こう側に空気が透けて見え、一部に黄色い膿が溜っているのが観察される。 鼓膜が少し腫れていて、黄色い膿が溜っているのが観察される。 鼓膜が強く腫れて2個の水泡も観察され、鼓膜は赤く膿が溜っている。
症状
※参考:文献資料/あすか製薬

 

■ 滲出性中耳炎 ■
別名「静かなる中耳炎」として知られており、痛みや発熱を伴わないため 気づかれにくい。中耳に液が相当溜ってくると聞こえが悪くなり、初めて周囲の人達が病気ではないかと感じる。 好発年齢は5〜6才で鼻が悪いことが背景にあり、治療には長く時間がかかる。
滲出性中耳炎
症状初期 症状後期 チューブ挿入例 高度悪化例
鼓膜が少し内側にへこんでいて、鼓膜を通して(A)薄茶色の中耳貯留液と、(B)気泡と液面の境界が見える。 鼓膜が強く内側にへこんでいて、中耳の中は薄茶色の液で満たされている。聴力は低下している。 内服や鼓膜切開で症状が改善しない悪化例には、鼓膜に換気用のチューブを2年ほど留置して改善を図る。 発見が遅れたり、治療が長引く高度悪化例では薄くなった鼓膜が強くへこんで、壁に接触している。
症状
※参考:文献資料/あすか製薬

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